ステップ①:ライフプラン作成前の準備

ツールでいきなり作成する前に前準備について説明します。

『自分は準備完璧!』、『とりあえず作りながらやってみようかな』という方は次のライフプラン作成方法の以下の記事をご覧ください。

目次

将来のライフイベントを考える

最初に将来発生するライフイベントを考えましょう。

ライフイベントによって今後の資産形成が大きく影響します。

今のままで資産がどうなるか知りたいということであれば、飛ばしてしまっても構いません。

将来のライフイベントを考える

メモ帳やExcelなどにこれから発生するライフイベントを記載していきます。

決めないといけないポイントはイベント内容時期費用の3つを決める必要があります。

子供がもうすぐ生まれるなど、発生することが判明していることだけではありません。

自身の夢(タワーマンションに住みたいなど)も書いてもかまいません。

ただし、現実的な夢にしないでライフプランを作成すると大赤字になります。

以下に例を挙げます。

例1.家を買いたい、30歳頃、5000万 ※1
例2.子供が2人欲しい、33歳・35歳(2人とも高校まで公立、大学は私立理系) ※2
例3.FIREしたい、50歳
例4.海外旅行に行きたい、2年に1回、1回30万

※1.初期費が5%~10%追加でかかることに注意
※2.小・中・高は公立or私立、大学は公立or私立、文系or理系など細かく決めるとよいです。大学については現段階でわからない場合は、私立理系(一番費用が高いため)としてください。費用は現段階で決めなくてよいです。

現時点で決められない人は決まってから、後でライフプランを修正すればよいです。

収入、支出をまとめる

毎年の収入や支出をまとめましょう。

ポイントは定期的な収入・支出臨時収入・支出をわけるところです。

 収入金額支出金額
定期給与(年)夫:500万
妻:400万
食費(月)8.5万
配当金(年)30万水道光熱費(月)2.5万
家賃(月)15万
学資保険(月)1万
携帯(月)0.6万
Netflix(月)0.1万
子供習い事(月)
※6歳~11歳まで
1万
臨時学資保険(20XX年)250万更新料(2年毎)15万
旅行(2年毎)20万
家電買替(10年毎)50万
共働き子供ありの世帯の例

世帯収入をまとめる(定期収入)

会社員の方は源泉徴収票、自営業の方は確定申告時の資料などから取得しましょう。

株の配当金がある方は証券会社の年間取引報告書が交付(年始に証券会社からダウンロードなどして取得可能)されますのでこちらを利用してください。

各ケースによってメモする金額が異なりますので注意してください。

  • 会社員:年収(手取りではない)
  • 自営業:所得金額(年収から経費を引いた額)
  • 配当金:手取り金額(税引き後)
  • 副業:手取り金額(税引き後)

固定費をまとめる(定期支出)

毎月、年1など固定で発生している費用をまとめましょう。

例として以下のようなものになります。

食費、光熱費、衣服費、家賃、住宅ローン、携帯、保険、サブスク(Amazonプライム、Netfrix)、塾、医療費、固定資産税、自動車税などになります。

※積み立て投資は含みません。

カード決済している方はクレジットカードの支出履歴より取得しましょう。

現金払いは、銀行口座の入出金履歴からざっくりでよいので毎月いくら引き出しているかを確認しましょう。

まずはライフプランを作成してみることが大事ですので、ざっくりの目安で作成しましょう。

例えば、生活費(食費・光熱費・携帯・サブスク)15万、毎月の遊興費2万、家賃7万くらいなどです。

臨時収入・臨時支出をまとめる

突発的に発生する収入、支出をまとめましょう。

臨時収入は学資保険の満期金、両親からの贈与などです。

臨時支出は冠婚葬祭、自宅の修繕費、家具・家電の買い替え、旅行などです。

金額は想像つかない部分もあると思います。

例えば自宅の修繕費(10年毎に200万)、家電買い替え(10年毎に50万)、旅行(2年毎に30万)など、こちらもざっくりの目安でかまいません。

まぐろ

ざっくりの目安でって言っているけど、これで本当に大丈夫?

えんがわ

大丈夫!

①作成したデータは保存ができて、後で何度でも修正ができる

②ライフプランは作成してお終いではなくて、1年に1回確認をして資産状況が予定通りとなっているか確認するんだ。

②で確認した時に、予定通りでない場合に原因を調べることになる。

支出が増えている(見落としている)のであれば、ライフプランをこの時に見直せばいいんだ。

まぐろ

なるほど!
自分で作成して修正できるのはこういうメリットがあるのね。

老後の収入、支出をまとめる

老後(65歳以上)の収入や支出をまとめましょう。

 収入金額支出金額
定期年金(年)ツールで算出
※年金定期便から
食費(月)7万
配当金(年)30万水道光熱費(月)2万
家賃(月)15万
携帯(月)0.6万
医療費(月)1万
介護費用(月)
※75歳(20XX年)から10年間
16.6万
臨時退職金2500万
(20XX年)
※夫婦合算
更新料(2年毎)15万
確定拠出年金500万
(20XX年)
旅行(3年毎)20万
家電買替(10年毎)50万
共働き夫婦の例

老後の収入を算出する

老後の収入を算出します。

定期的な収入、一時的な収入をわけてまとめましょう。

例として以下のようなものになります。

定期的な収入:年金、配当金、生命保険(年金保険)など

一時的な収入:退職金、iDeCo、確定拠出年金(DC)、小規模企業共済、生命保険(満期金、一時金)など

※退職金は60歳~65歳で受け取る場合があると思いますが、わからなければ60歳でOKです。

年金についてはこの時点で把握しなくてよいです。

毎年誕生月に来る年金定期便(はがき)があればツールにて試算可能できます。

もし、ない場合でも年収から簡易予測が可能です。

老後の固定費を算出する

固定費となる生活費についてですが、なかなか想像がつかないと思います。

2023年のデータでは夫婦世帯25.1万円単身世帯14.5万円となっています。

こちらを参考にして設定していただいてもかまいません。

ただし、この金額はあくまで平均的な支出となっています。

ゆとりある老後生活費についてですが、2022年のデータでは、上記の生活費以外に平均して14.8万円が必要という調査結果もあります。

ゆとりある生活が良いという方は14.8万円をそのまま足す、半分の7.4万円を足すなど検討ください。

夫婦世帯:ゆとりある生活費を全て足すと39.9万円、半分なら32.5万円になります。

独身世帯:ゆとりある生活費を全て足すと29.3万円、半分なら21.9万円になります。

出典:総務省「家計調査年報」/2023年より
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1130.html
出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/2022(令和4)年度より https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1141.html

老後の介護費用を算出する

要介護は75歳から増え始め、75~79歳(11.8%)80~84歳(26%)85歳以上(59.5%)となります。

介護費用の平均は月8.3万円です。

介護期間は平均で約5年(61か月)17.6%の方は10年以上の期間にもなります。

上記の値を参考として、80歳から5年間毎年100万円(8.3万×12))程度を見込んでおくなどでかまいません。

出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」/2021(令和3)年度より
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1116.html
出典:厚生労働省「介護給付費等実態統計月報」/2023年9月審査分、総務省「人口推計月報」/2023年9月確定値より
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1118.html

ライフプランの作成方法

次はいよいよライフプランの作成を行います。
以下の記事に作成方法についてまとめています。

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