長期投資はなぜ有利?オススメの投資額とその理由をわかりやすく解説

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【資産運用について学ぼう】
長期投資、オススメの投資額について

資産運用方法について説明していきます。

えび

資産運用って株とかでしょ?
暴落して損したりしないの?

えんがわ

長期(20年以上)で運用すれば損する確率は低いよ。

えび

100%補償されるわけじゃないんでしょ?
お金が減るんだったらやりたくないな。

えんがわ

気持ちはわかる。
でも、インフレで物価が上がっていく中では、現金の価値も下がってくるから何らかの対策は必要だよ。
※現金の金額は変わらないけど、買えるものが減る。

インフレについては、詳しくは以下の記事に書いているよ。

えび

インフレに備えて資産運用しておかないと、現金の価値が減っていくのね。。。

えんがわ

そうなんだ。
早速、資産運用について説明していくよ。

目次

投資別のリターン

まずは以下のチャートを見てください。

これは1802年に「1ドル」をどこに投資した場合に、2021年までにどのくらいの資産になっていたかというチャートになります。

出典:「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド 第6版」ジェレミー・シーゲル著 日経BP

チャートはインフレの影響を除いた「実質トータルリターン」です。

例えば1802年に「1ドル」をそのままドルで持っていた場合、2021年には「0.043ドル」の価値しかないよということです。

日本円でも同じことで、「100円」で買えるものは昔と今で減ってきていると実感できると思います。

これは「100円」の価値が下がっているということになります。

注目してほしい箇所は米国株は「1ドル」が「2,334,920ドル」になっているということです。

えび

米国株に投資するしかないじゃん!

えんがわ

その通りだよ。
投資先としては米国株をベースにするのがオススメだよ。

注意点として、投資額には注意が必要だよ。
どうしてもお金が必要になって売らないといけないときに、暴落が起きていると損失が出てしまうんだ。

えび

米国株は右肩上がりだから大丈夫なんじゃないの?
チャート見るとすぐに戻ってそうだし。

えんがわ

米国株が20%以上下落した時、戻るのにどのくらいかかったと思う。
※1926年以降で8回発生

えび

2年くらい?

えんがわ

2年~15年(平均5年)だよ。
株価が戻るまでにはそれなりに時間がかかるんだ。
対策として、現金や低リスク資産をもっておくことが大事だよ。

長期投資のメリット

過去のデータになりますが、長期投資することによってマイナスになる可能性が減ります。

下記は「米国株」、「長期債」、「短期債」の1802年~2021年の保有期間別の実質リターンのグラフになります。

出典:「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド 第6版」ジェレミー・シーゲル著 日経BP

見方は縦が「年率リターン」であり、横が「保有期間(年)」です。

年率リターンは最高だった率、最低だった率が表記されています。

例を挙げると、以下のような意味となります。

株式を2年保有した場合、年平均のリターンが最高+39.4%、最低ー31.7%ということです。

※2年保有とは1802年~2021年のいづれかの2年に投資した場合を指しています。

年数が長ければ長いほど、リターンが穏やかになっていくのがわかると思います。

注目すべきところは、株式を20年保有した場合です。

年平均のリターンが最高+12.6%、最低+1.0%になっていることがわかります。

つまり、米国株式を選択した場合、1802年~2021年の「どの期間を20年間保有していてもマイナスにならない」ということになります。

いくら投資するべきか?

続いて投資を始める前にいくらまで買って良いかを考えましょう。

現役世代向けの投資方針

預貯金 … 生活費を6ヵ月~12ヵ月、直近予定している出費を現預金で残す
投資上記以外を購入する

現預金

生活費を6~12ヵ月直近予定している出費(車・家電の買替費用、家の修繕費など)を現預金で残します。

投資(リスク資産)

上記で記載した現預金以外を投資します。

※いきなり全額購入は怖いという方は、毎月積み立てで購入でもかまいません。

資産配分の例

預貯金:500万円、毎月の生活費:25万、直近予定している出費:30万(家電の買替)

500万-(25万×12ヵ月)-30万=170万

この例の場合ですと、『170万円』まで投資に回すことが可能となり、以下の資産配分になります。

預貯金:330万

投資(リスク資産):170万

※生活費を12ヵ月分残す想定で計算していますが、もう少し投資したい方は6ヵ月で計算してもかまいません。

現役世代の投資先について

以下の記事にて何を買っていいのか迷っている方向けにオススメの資産運用方法を説明していますので、ご覧ください。

定年間近、引退世代向けの投資方針

預貯金 … 生活費を24ヵ月、直近予定している出費を現預金で残す
投資(リスク資産) … 購入額の1/3の損失が出ても許容できる額を購入
投資(低リスク資産) … 上記以外を購入

現預金

生活費を24ヵ月直近予定している出費(車・家電の買替、家の修繕費など)を現預金で残します。

投資(リスク資産)

購入した額の『1/3』の損失が出ても大丈夫な額を『リスク資産』として購入します。

一気に買うのは不安という方は、積み立てで毎月購入していくでもかまいません。

※『1/3』と記載したのは戦後(1945年以降)の20%以上下落した時の平均下落率が約34%であるためです。

投資(低リスク資産)

購入額は上記で記載した投資(リスク資産)で残った金額を『低リスク資産』として購入します。

資産配分の例

現預金:1300万円、毎月の生活費:20万、年金:13万、直近予定している出費:200万(車の買い替え)
許容できる損失額:100万円

1300万-((20万-13万)×24ヵ月)-200万=932万

この例の場合ですと、『932万円』まで投資に回すことが可能となり、以下の資産配分になります。

預貯金:368万

リスク資産:300万 ※1/3失った場合の損失額が100万円

低リスク資産:632万

※生活費を24ヵ月分残す想定で計算していますが、もう少し余裕を持ちたい方は36ヵ月、もう少し投資をしたい方は12ヵ月などで調整ください。

定年間近、引退世代の投資先について

以下の記事にて何を買っていいのか迷っている方向けにオススメの資産運用方法を説明していますので、ご覧ください。

オススメの証券会社

オススメの証券会社について以下記事にてまとめています。

オススメする・オススメしない投資先

他の投資先が気になる既にいくつか投資しているけど自分は大丈夫?という方向けです。

オススメする・オススメしない投資先を以下記事にてまとめています。

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