現役世代向けの投資方針について記載します。
詳細は資産運用の記事にて記載しますが、長期(20年以上)で運用しないとマイナスになるリスクが発生するため、なるべく保守的な運用方法をオススメしています。
以下に記載する方法は何を買っていいのか迷っている方向けにオススメの資産運用方法を記載しています。
投資先の選定について
預貯金 … 生活費を6ヵ月~12ヵ月、直近予定している出費を現預金で残す
投資(リスク資産) … NISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を購入
現預金
生活費を6~12ヵ月、直近予定している出費(車・家電の買替費用、家の修繕費など)を現預金で残します。
投資(リスク資産)
残ったお金をNISA口座で『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』の投資信託を購入をオススメします。
毎月積立で購入してください。
NISA枠(360万)を超える場合、2年目以降も積立で購入してください。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは「三菱UFJアセットマネジメント」が運用会社の投資信託です。
※略して「オルカン」とも呼ばれます。
投資信託とは、専門の運用会社(ファンドマネージャー)が株式や債券、不動産などさまざまな金融商品に投資・運用する仕組みのことです。
「三菱UFJアセットマネジメント」は純資産額が日本1位の資産運用会社です。(2025年3月時点)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)をオススメする理由は以下です。
- 先進国・新興国の株式市場に幅広く投資(50か国以上)
- 自動で投資先を調整(リバランス)してくれる
- 手数料(信託報酬)が0.05775%と安い ※2025年5月現在
- 業界最低水準の手数料(信託報酬)を目指している(他社が値下げすると対抗して値下げしてくれる)
- 各国の株を持つため、為替リスクが分散される
投資先の国別の内訳は調整されるので日々更新されますが、2024年9月時点ですと以下です。
米国64.2%、日本5%、イギリス3.3%、カナダ2.7%、フランス2.6%、その他先進国11.6%、中国2.9%、インド2.1%、台湾1.9%、その他新興国3.7%です。

全世界と言いつつもほぼ米国なんだね。



現在時点だと米国の割合が高いね。
もし、これから米国以外が伸びてきても勝手に調整してくれるので安心だよ。



これからも米国1強だと思う人は別の投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」でもかまわないよ。
※米国の主要500社の株式インデックスです。
資産運用の例
預貯金:500万円、毎月の生活費:25万、直近予定している出費:30万(家電の買替)
500万-(25万×12ヵ月)-30万=170万
この例の場合ですと、『170万円』まで投資に回すことが可能となり、以下の資産配分になります。
預貯金:330万
リスク資産(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)):170万
※生活費を12ヵ月分残す想定で計算していますが、もう少し投資したい方は6ヵ月で計算してもかまいません。
資産運用後の想定
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の過去10年の年平均利回りは8.31%です。(2025年3月時点)
過去10年だけですと心許ないので、参考となる別の指標として米国のS&P500(米国の主要500社の株式インデックス)があります。
1900年~2024年の期間で年平均で9.99%で、インフレを考慮した実質リターンだと年平均6.85%です。
注意点として、1年当たりの平均の利回りですので、毎年必ずプラスになるわけではありません。
マイナスの年もありますので誤解をしないようにしてください。
上記を元に投資金額『170万円』で年平均利回りが4%、6%、8%の3パターンで今後どのように増えていくかを概算してみます。





元は170万なんだよね。
増え方が異常に見えるんだけど。
本当にこんなに増えるの?



複利で増えていくので、保有期間が長いほどお金が増えていくんだ。



これが投資したほうがいいよって言っている理由だよ。
安全のために預貯金も必要だけど、余剰資金は投資に回しすことが大事だよ。



ありがとう!
投資したほうがいいことがよくわかったよ。
そもそもどうやって投資すればいいの?
銀行に行けばいいのかな?



まずは証券口座の開設が必要だよ。
銀行は手数料が割高な商品しか売っていないのでオススメしないよ。
手数料が割安なネット証券会社をオススメするよ。
以下にオススメの証券会社を記載してみたので見てみて。
開設方法も難しくないよ。
オススメする証券会社
オススメの証券会社について以下記事にてまとめています。


オススメする・オススメしない投資先
他の投資先が気になる、既にいくつか投資しているけど自分は大丈夫?という方向けです。
オススメする・オススメしない投資先を以下記事にてまとめています。


NISA、iDeCoの節税制度について
「iDeCoではダメなの?」という声もあるかと思いますが、各個人の状況によって損得が変わってきますので、万人向けとして、この記事ではNISAでの購入をオススメしています。
NISAで購入していれば100点満点で80点取れていると思っていただいて構いません。
NISA、iDeCoについては別記事にてまとめる予定です。